僕は独立して最初の4年ほどは、下請けメインで生計を立てていました。取引先は、大阪の小さな制作会社や大手代理店の下請会社です。
小さな制作会社の案件はほぼ丸投げ状態で来ていて、今から考えると、情報がほとんどない状況でよく制作していたな、と感じます。。。自分で勝手に調べてつくったり、こんな情報ありませんか?と主体的に動いていたので、元請けからしてみると、おそらくかなり重宝した下請けフリーランスだったと自負しています。
なので、案件は途切れませんでした。
大手代理店の孫請け案件は、誰もが知る大手企業のWebサイトばかりで、当時、経験の少なかった僕にとって、テンションが上がる仕事でした。それでも、僕が下請けをやめた理由は、7ステップメール講座でも書いたとおりです。
で、直請けだけでやっていくことにしたのですが、当時、意識したことがあります。「意識した」というのは語弊がありますw。
今から振り返ると、「嗚呼、そういうことだったんだ」と確認できたことで、当時は意識していませんでした。(メルマガの題名にズレがありますねw)。これをすることで、直請け案件が入る準備ができます。
ただ、あくまで「僕の経験上」ということは補足しておきますね。
僕がなにをやったかと言うと、、、
余白をつくること
弁当箱にごはんをいっぱいに入れていると、おかずが入りません。余白、スペースがないからです。おかずを入れるには、ごはんをちょっと減らさなければいけませんよね。この、できた余白に新しいものが入ってきます。
もし、あなたが下請けメインで、真摯に対応しているなら、けっこう忙しいと思います。この状態を続けていると、あなたが望む新しいもの、新しい結果はなかなか入ってきません。
だって、ごはんでいっぱいだから。なので、ごはんをちょっとだけ減らす行動が必要です。
つまり、
下請け案件を減らしてみることです。
もちろん、今の売上を多少犠牲にするという痛みは伴います。でも、余白をつくっていないと入ってきません。不思議ですが。しゃがまないと、高くジャンプできないんですよね。
思い返すと、僕もごはんを減らしていました。
それも、いきなり減らしました。当時は単価を上げる発想すらなかったので、売上はガクンと下がりましたが、時間ができました。そうすると、直請けが流れ込んで来たんですね。唐揚げや卵焼き、ソーセージとか!
もちろん、ただ指をくわえて待っていただけではありませんが、この余白を意図的につくったことが、下請けを脱したひとつの要因かなと。
これはある意味、投資でもあります。投資はなにもお金だけではありません。減らす、捨てるということも投資です。目先の利益は捨てて、先の利益を優先する。わけですから。
ごはんを減らす行為は、ちょっと勇気がいります。多くの人は勇気がいる行為をやりたいと思いながら、できません。だから、やった人が先に進めます。