西洋医学は、病気になってから活躍する医療。
発生した問題を薬や治療で強制的にやっつける。即効性が武器です。
一方、東洋医学には未病という言葉があります。病気にならないように、今の健康を維持したり、不定愁訴をじわじわ改善したり。
ゆっくりじっくり正しい状態に戻していく。春に種まきし、秋に収穫する農耕的な考え方です。
病気というのは単なる結果で、それ以前に結果をつくりだす要因や予兆があるはず。なので、病気になる前の体の状態、「不調に注力していきましょう」というのが未病です。
集客活動は東洋医学ぽく
企業の集客活動も東洋医学的であるべきなんですよ。企業の不調は一気に来るのでなく、じわりじわりとゆっくりやってきます。
なにかしらの予兆はあるものだけど、好調時にはイケイケドンドンなので気づきにくい。そうするうちに、いろんな内部要因、外部要因が絡んでいつも間にか病気になってしまう。
集客が弱まった、売上が減った。
なんとかしないといけない!
この薬を1週間飲んだら良くなりますよ。
なんて特効薬はビジネスにはなく、体力が弱まった状態で集客活動をしなくちゃいけない。
そんな状態で取り戻そうとしても、
- 売上、利益が減っているのだから、集客に投資できない。
- 投資できないと、十分な施策が打てない。
- 喫緊で対処療法的な施策になる。
- その結果、低予算の一発勝負の博打に。
- それに僕らは付き合わされる。
- クライアントは僕らに期待する。
- プロと言えども100%の成果は出せない。
- 結果が出ない。
- なんとかならんのか?
- もっと広告投下しましょう。
- いや、今はキャッシュがないのでムリ。
てなことになります。
明日までに5kg痩せないといけないのでなんとかして!
と無茶振りされているようなもの。
いやいやいやー、何をおっしゃいますのん。
と僕らが感じるのは当然です。
つまり、
ビジネスには西洋医学は存在せず、東洋医学しか道はない、ということ。
順調な時ほど集客に力を入れる理由
本来、企業の集客活動は、順調な時にほど種まきをしておくべきです。健康であれば、それを維持するほうが時間的、金銭的コストは圧倒的に安くすみます。しかも成果も出やすい。
- 集客に投資できるし、
- 設計する猶予もあり、いろんな施策を試せるし、
- 失敗しても痛くないし、
- むしろ改善ができるし、
- 結果が出やすい。
- 余裕があるので、顧客を選べたりもする。
いま特に集客に困っていない会社ほど、施策を試し、精度を上げていかないと、困った時に同じことができなくなる。
もし、あなたにそういうクライアントさんがいれば、
いまやっておくべきですよ
と提案してみてはいかがでしょう。
「イケイケな時にお客さんが増えたら対応できないじゃないか」と言われたら、「その時に考えたらいい」と伝えてあげましょう。