Webサイトをつくる時に必ずやっておくべきことがありますよね。
書き出したらいろいろ出てきますが、中でもこれを知らずにWebサイトをつくるのは超危険。全財産握りしめて宝くじを買うようなものです。
それは、、、
顧客心理を知らずにWebサイトをつくってはいけない
あなたは最近、奥さんや夫、もしくは子ども、パートナーになにかプレゼントはしましたか?プレゼントを選ぶ時、どんなことを考えましたか?
その人が最近興味あるもの、以前欲しいと言っていたもの、趣味で長く楽しんでいることなど、「何を喜んでくれるのか」という視点で思い巡らせたと思います。
僕の場合だと、毎月東京出張があるので、息子が好きな新幹線(特に東北新幹線)グッズをよく買います。さらに新幹線グッズの中でも、息子が喜びそうなものを厳選します。妻にLINEでちょっと相談したりもします。妻のほうが息子を近くで見ているからです。
このときの僕の視点は、
「自分ではなく、息子」
にあります。
逆に、息子の喜ぶものを無視して、自分の好きなものをプレゼントしたらどうでしょう。自己満足は得られますが、息子は喜んでくれません。なぜなら、モノを受け取るのは息子、それを評価するのも息子だからです。
この何気ないプレゼント。誰でも同じような思考でやっていますよね。なぜ、簡単にできるかと言うと、その人のことを既に知っているからです。これが、まったく知らない人の子どもなら、何をあげたらいいのか検討もつきません。この差は、、、
その人の情報を持っているかどうか
つまり、その人の情報を持っていると提供するものを選別しやすくなるわけです。
さっきの息子へのプレゼントをまとめると、
- 息子:お客さん
- 妻:クライアント
- 僕:制作者
の関係性になります。
僕らはWebサイト制作や広告をつくるとき、ついつい「息子:お客さん」をないがしろにしてしまいます。「僕:制作者」と「妻:クライアント」が自分たちの欲しいものだけをプレゼントしている状況です。
モノを受け取るのはお客さん
財布を開くのもお客さん
評価するのもお客さん
「ビジネスは顧客にはじまり顧客に終わる」という格言どおり、お客さんのことを何も知らないとなにもつくれません。でも、僕らはそれをやっちゃいがちです。こんなことを書いている僕でも、ついつい自分視点でモノを考えてしまいます。「あ、イカンイカン、いま売り手目線で考えてた…」という場面がよくあります。。。
Webサイトの中で、クライアントの言いたいことばかり書いていたとすると…?
自分(制作者)の好きなイメージばかり展開していると…?
お客さんはどう感じるでしょう?
クリエイターであれば、お客さん(エンドユーザー)のことはもちろん考えると思います。
ただ、
- 客観的な事実を集める作業をどれだけしているでしょうか?
- クライアントの優良客の名前を知っていますか?
- なぜ、クライアントのお客さんになったのか知っていますか?
- クライアントのお客さんになる前に、どんなことで悩んでいたのか知っていますか?
お客さんからどれだけ多くのものを引き出せるか。
まずはお客さんを知ることから始めてみてください。これができると反応のあるWebサイトがつくれますよ。